カテゴリ:理学的医療( 14 )

鍼灸・整体はカンチョーと同じ/貴重な保険医からの栄養医学臨床報告本

「ざっくり医療講座」

標準治療の守備範囲で有効な行為は、救命、救急、生命維持処置、疼痛緩和、防疫、それらに伴う看護、リハビリ、相談+介護関連などです。
それ以外の分野では、製薬の営利的介入、不要な医療化、それらに伴う社会保険金の浪費&不適切使用、患医共依存、などが起きやすくなります。

病気は原因を解決しない限り、治ることなく何度でも繰り返します。
これが医療におけるリピーターであり、リピーターは健康自主管理することなく医療に丸投げ依存し、医療はそういった丸投げリピーターに経営の依存をしています。

ここ近年、多くの病気や症状が現行の標準医療を受けずとも、食事の改善とビタミン・ミネラルなどの栄養摂取にて副作用なく完治・解決することが、全国の栄養医学実践医師らの報告により分かって来ました。
これまで漠然と、先進国に栄養失調は存在しないと思われていましたが、それはこれらの臨床結果から、間違っていたと言えるでしょう。

例外を除き、多くの人は生まれて来た段階で、その健康保全機能を既に天から保証されています。ただしそれには条件があり、「過不足を行なわない」ということになります。
それさえ守っていれば、基本的に人は種としての一生を全うできるようになっています。

栄養医学とは、栄養摂取の過不足を個体差に合わせて調整する方法論です。
栄養以外の過不足要因として重要なのは身体運動と環境です。
つまり、先天性の難病等を除き、後天的な疾患の原因の三大要因は、栄養、運動、環境、であり、その改善の実践を行ないやすい順番も、栄養>運動>環境、となります。

最も難しい環境自体を変えることは個人の力では限界がありますが、しかしその環境に居ながらにしても栄養の過不足調整は行なえます。
あるいは、運動が出来ない、苦手だ、という人でも、栄養要因に関しては、寝たきりの人でも改善することは可能です。

ちなみに、栄養不足が原因で生じている症状に対しては、標準治療だけでなく、漢方薬、鍼灸、整体等でも、もちろん完治・解決することは永遠にありません。
そして、病院や漢方・鍼灸院、整体院にかかる患者のほぼすべてに、実は何らかの質的栄養不足が原因で発症していることは、最近の栄養医学実践医の臨床報告から、ほぼ間違いないと思われます。

「おまけ」
鍼灸・整体と漢方の大半は、ざっくり言えば、疎通医療です。
滞りを解消し、流通・循環を促す方法論であり、実際滞りが解消すると、その場で(あるいは1日~数日で)症状も激変します。
それゆえに患者は「ゴッドハンドだ!!」と感動したりもするのですが、何のことはない、やってることは、糞詰まりのイチジクカンチョーなんです。
でも便秘は苦しいですよね。それがスコーンと通った時の快感ときたら、そりゃあもう、両手に天使で昇天さ、ってくらいですからね。

でも疎通がどんなに快感でも、便秘にしても、その原因を解決しない限りは、同じようなことを何度も何度も繰り返すわけです。
それを業界ではリピーターと言い、経営的には重要なわけですが、これを患医共依存と言うのです。
栄養疾患に対して、漢方薬も鍼灸も整体も、その患者に必要な栄養を供給することは最初からできません。疎通するだけです。
だから永遠に解決せず、リピーターなわけです。
ただし、たまに完治解決する場合もあります。
それは、患者に元々栄養が足りていて、たまたま不通が生じていたような場合です。

====================================================================
さて、
「栄養医学実践医の臨床報告が書籍になりました」
https://ameblo.jp/kotetsutokumi/entry-12377280781.html

今回の出版は色々な意味で貴重であり画期的です。
これまでの、まるで富裕層を相手にしているとしか思えない(ビンボー人はお呼びでない、商売っ気ありありの)既存の栄養医学と違い、今回は庶民の味方、保険医からの報告だからです。

(引用開始)

NextPublishing Authors Pressより本日発売となりました

医学界には二重盲験試験(RCT)で証明されたもののみがベストエビデンスであるという「神話」があり、ほとんどの医者はそれが正しいと信じ切っています。
しかし、RCTで示される2群間の差というのは、目では確認できない差を顕微鏡を使って違いを見つけるような小さなものです。
従って、誰の目から見ても明らかな治療成績の違いが確認できる治療法についてはRCTは必要なく、むしろRCTを行うことは非倫理的で非人道的と言えます。
分子栄養学による治療は従来の治療に比べ圧倒的な治療成績を示しており、着実に実行すれば誰でもその圧倒的な効果を確認することができます。
病気を治したければ、実際に治った人と同じ事を行えば良いのです。
この症例集は、本気で病気を治したい人、健康自主管理を行いたい人に届けたいという思いで書きました。
治せない医者に全てをお任せするのではなく、賢明な患者となり自分で治してしまいましょう。

本の詳細はこちらから
https://www.amazon.co.jp/dp/4802094345

元記事はこちら
https://m.facebook.com/story.php?story_fbid=1669756206474030&id=100003189999578

(引用終了)




[PR]
by imamadearigatou | 2018-05-20 10:56 | 理学的医療

貧乏ゆすり様運動の効果検証進む 変形性股関節症の疼痛が軽減

貧乏ゆすり様運動の効果検証進む変形性股関節症の疼痛が軽減


これはすごい記事です。

「揺らし」が劣化した関節構造を、X線画像で確認可能に復元させる、という記事です。


(引用開始)「最初に痛みが軽減され、次に可動域が改善され、最後にX線で改善が認められる。3分の1は良くなり、3分の1は変わらないという印象。何もしなければ進行するので、十分効果があると思う」との見解を示した。(引用終了)


私の投稿をチェックしている人たちなら分かると思いますが、変化のない人たちには栄養の足りていないことが強く推察されます。

なので今「分子栄養学整形外科」が必要なのです。

それと「揺らし」がジグリングという名で、1970年代から行われていたということを初めて知りました。

リンク記事内のリンク記事もぜひ読んでみてください。

私は「揺らし」を、もう10年以上臨床で用いていますが、今でもその試治の結果には驚くことばかりです。

私は「揺らし」を3種類に分けて施術&セルフケア指導しています。
それが「ノーマル・スイング」「カウンター・スイング」「ストレッチ・スイング」の各スイングです。

ジグリングは始め、他動運動として行われたようですが、「貧乏ゆすり」は自動運動ですね。
そしてそれでも効果がある、ということです。

ちなみに私がセルフケアとして患者さんたちに指導しているやり方は、「自動他動的揺らし」です。
つまり当該関節を動かす筋肉を用いずに、当該関節に無関係な別の筋肉のエンジンで揺らす、というやり方です。

それとリンク記事では一切触れられていませんが(たぶん認識していないのではないかと思われます)、「揺らし」の効果の真骨頂は遠隔作用にあります。
つまり、たとえば股関節を揺らすことで(股関節でなくともかまいません)、股関節以外の遠隔パーツの症状を取ったり改善できる、ということです。しかも最短30秒以下で。
私の臨床では、頚、肩の痛み、及び動作障害。頭痛、手足・体幹の冷え、食欲不振、胃腸障害、不眠などが、治るか改善します。
これらの多様な作用の機序として考えられるのは、鍼灸同様に、自律神経の状態をクイックで変え得る作用が「揺らし」にあるからだと思えます。

その効果の程度としては、私は「操体法」と同レベルだと思っていますが、「操体法」よりも遥かに簡便なので、忙しい臨床現場には「揺らし」の方が、「操体法」よりも適していると思えます。



[PR]
by imamadearigatou | 2017-10-31 19:05 | 理学的医療

線維筋痛症GLが4年ぶりに改訂 新たに抗うつ薬(SNRI)、弱オピオイド薬を強く推奨

線維筋痛症GLが4年ぶりに改訂新たに抗うつ薬(SNRI)、弱オピオイド薬を強く推奨

その内容の是非はともかくとしても、現在、線維筋痛症を診断治療できる病院は国内に僅かしかありません。
ゆえにこの病気に対応出来る診察科が設置されていない病院の場合、都市部でも地方でも、結果的に医師個人の知識が反映されにくい(=その病院のマニュアル(=リスク管理)に縛られている)大型病院の方が対応が不十分以下と言えます。
それと比較すればまだ個人の知識を臨床に自由に活かせられる町医者(個人開業医)の方が、対応は不十分でも本疾患患者の受け皿には、なり得ていると言えるでしょう。
ただしもちろん、その町医者に、「ある程度の知識とやる気と社会的使命感」がある場合だけですが。

ところでリンク記事は線維筋痛症学会の新しいガイドラインを紹介した記事なのですが、非薬物療法の中では鍼灸が認知行動療法に続きエビデンスレベルBという比較的高評価であり、時代は変わったな、と思わずにはいられません。

もちろん本疾患における鍼灸治療の有効性は(医師であれ鍼灸師であれ)鍼灸の臨床家であれば、誰もが実感していたとは思いますが、それがガイドラインとしても公的に認められた意義は少なくないと思えます。

しかしこの表では栄養学的な視点は見事に否定されています。
トリガーポイントブロックや生理食塩水筋膜リリースなども無視されています。
しかしこれからこのガイドラインはどんどん変更されていくことが普通に予想されますし、またそうでなければならないと思います。

最後に、その地域の病医院が、本疾患に対してまったくの「(システム上での)お手上げ」の場合でも、鍼灸師は日本中に居ます。
実際、本疾患に限らず、その地域の全医療施設が、外来者の症状に見合ったガイドライン対応のできない疾患の場合、患者はその地域では「放置」されているのが現状です。
そしてそういった患者がまず行くのは、保険の使える接骨院や鍼灸院であり、それでもだめなら自由診療の鍼灸院や民間療法へと流れるわけです。

d0370493_09501385.jpg


[PR]
by imamadearigatou | 2017-10-29 09:52 | 理学的医療

モデルチェンジは更新なのか

科学において大切なことは、現象的な更新ではなく、
「最新の選択」です。

ということは、
更新する必要のない場合には、更新しないことこそが「最新の選択」であり、
またそれが更新と同じ重さを持つことになります。


[PR]
by imamadearigatou | 2017-10-01 18:54 | 理学的医療

鍼灸治療イコール東洋医学ではない

フェイスブックのコメント欄などを見ていると、医師で鍼治療が出来るようになりたいと希望している方達は案外少なくないようなのですが、その際に、多忙な現代医学の医師としての仕事の中で、さらに東洋医学を身に付けることの困難さと限界を感じておられる先生方も少なくないようです。

しかし、私の認識から言えば、鍼灸臨床を行なうに際して、東洋医学理論などはまったく不要です。
鍼灸=東洋医学、と思うのはただの偏見です。
たとえばフライパン=フランス料理ではないですよね。
フライパンで中華も和食も出来ますよね。
フライパンというのは、ただの金属ですから。

ゆえに医師は、その目的が「東洋医学を修める」ことではなく、自分の治療の方法論の一つとして、「鍼灸治療を患者に行ない結果を出したい」のであれば、東洋医学などをわざわざ修める必要はほとんどなく、「生理学的な知識に基づいた試治と、そこから得られる、そして不断に自己反証&更新し続ける仮説理論」としての鍼灸を行なえばよいのです。

であれば、鍼灸をそれなりに自在に使いこなせるようになるまで、そうとうの時短が見込めるでしょう。
ゆえに、とりあえず使い始める、ということであるのならば、「半日くらい刺鍼のワークショップに参加すれば」誰でも明日からでも可能だと思います。


[PR]
by imamadearigatou | 2017-10-01 15:47 | 理学的医療

筋膜リリースから考える

今話題の「筋膜リリース」ってなんだ?!外来超音波診療のススメ

上の記事、面白いです。
この島の住民の方たちは運動器痛の治療に関して、とても恵まれていますね。
残念ながら今のところ、佐渡市(佐渡島)でこのような治療をしてくれるドクターを知りません。

結局はどこでもそうなのですが、「人力」しだいなんですね。
方法論はこうして、既に存在しているわけですから、
それを使える・使えない、使う・使わない、はすべて人の意思ですから。

さて、

ハイドロ・リリース(液体による癒着筋膜のリリース)動画を見てください。
リリース直後に動脈の拍動が太くなる様子が分かります。
そしてここに書かれている「膜は痛い」、という認識は重要ですね。

うちの「老化進行中患者」さんの多くは、手技療法で関節ROMを改善すると痛みも同時に消えたり軽減します。
その時に、同時にある程度のTPリリースも為されているように思います。
ただ、揺らしによる除痛は膜リリース論だけでは説明がつけ難く、現時点では、やはり神経的興奮を抑制する論が、眠気、快感、腹鳴、四肢末端の体温上昇変化、食欲発現、などの施術最中や直後の変化を考えるに、最も矛盾がないように思えます。

また私は以前から遠隔治療を行なっていますが、これは局所TPをリリースせずとも、経筋の連動可動域を広げることで、除痛&軽減が可能です。

ということで、できれば、もしもこれらのすべての治療を同時期に行なえれば、(次に起きる新イベントまでの)完治、あるいは治療の効果維持日数が相当に伸びるのではないか、と考えられます。

というのは、TPリリースだけでは、施術中や施術直後の副交感神経変化はあまり期待できないと考えるからです。
TP鍼は私も行ないますが、揺らし手技のような露骨な副交感神経現象発現は起きません。
ただハイドロ・リリースに関しては、私はその現場に居たことがないので、術中・術直後の自律神経変化は、私には今のところ分かりません。


[PR]
by imamadearigatou | 2017-09-24 11:35 | 理学的医療

腰痛の常識は、残念ながら、未だ変わってはいません


これ、4年前のNHKクロ現「腰痛、変わる常識」ですが、
この放送から4年経った現在、
さて腰痛の常識は変わったでしょうか?
私の知人や、当院の患者さんを見る限りは、
残念ながら、まだほとんど変わってはいません。
何故でしょうか?
それは保険診療を行っている、大多数の整形外科や接骨院が、「これまでの営業スタイル」=「患者さんに説明する腰痛や坐骨神経痛の病理の内容
を、痛みの生理学に基づいた内容に、情報の更新をしていない」からです。

せめて中学・高校の生物や保健体育の時間に、
神経への圧迫と侵害受容器への圧迫の意味の違いくらいは教えて欲しい、

と思うのですが。


[PR]
by imamadearigatou | 2017-08-28 22:16 | 理学的医療

痛みの最新脳生理学

加藤先生、とても早口ですが、すごく分かり易い言葉を使ってくれていますので、逆に時間的にお得です。
言えることは、一日も早く、医大の整形外科の教科書の内容を変えるべきです。
整形外科学における手術に関連する構造的病理と、痛みの生理学は別個に学び、そしてそれぞれの知識が矛盾してはならないはずなのですが、現状はそうなっていません。
だからこそ日本中の慢性痛患者が、昔から今現在も苦しみ続けているわけです。
痛みの生理学と分子栄養学は、すべての科の医師がもれなく知っていなければならないことだと強く思います。





[PR]
by imamadearigatou | 2017-08-19 21:08 | 理学的医療

ビタミンCと、風邪、インフルエンザ、鳥インフルエンザ


かつてタミフルの備蓄なるものが各国政府数十億ドルという莫大な税金投与で行なわれ、
そして使用されなかった。
もちろん、リスク対策の評価としては、使用されなかったから無駄というわけではない。
そんなことを言えば、予防対策など出来なくなるからだ。
むしろ無駄になって良かった、とも言えるのである。
ただし、その対策が、
まっとうなるものであったのであれば、という前提で、だが。

「母さん、僕のあのタミフル、どうしたんでせうね?
僕はあのときずいぶんくやしかった、
だけど、いきなり風が吹いてきたもんだから。
母さん、あのとき、向こうから若い薬売りが来ましたっけね」



[PR]
by imamadearigatou | 2017-07-20 21:44 | 理学的医療

ビタミンの利用とは自然事象である

この地球上で、マイナス数十度の自然環境の中にあっても、「文明的生活」を維持できるのは、あらゆる生物の中でヒトだけです。
そしてそれはヒトの知恵の力によるものと言えます。

同じように、質的栄養不足を自然の厳しさと同様である、と捉えれば、なぜ栄養医学というものが人類に必要であるかの理由も腑に落ちます。

工業的に造られたプロテインやビタミンを摂る事を「不自然である」と否定する人たちがいますが、しかしそういう人たちも普通に冷暖房を使い、日常的に車や公共交通、あるいは飛行機を利用しています。

人は手の力だけでは、100kgの石を動かすことも出来ません。
しかし、テコを使えば、ほとんどの人はその石を動かすことくらいは出来ます。

ではテコの利用とは、人として不自然なのでしょうか。

私はビタミンサプリの利用もテコの利用も、本質は同じであると思います。

[PR]
by imamadearigatou | 2017-07-19 20:41 | 理学的医療

スピリチュアリズムに組織や師は必要条件ではありません。スピリチュアリズムとは自然事象に対する個人の科学的な認識の問題です。このブログの内容が1行でも参考になれば幸いです。


by 萩原俊明
プロフィールを見る
画像一覧